ガムピーリングとは what’s gum peeling
ガムピーリングとはメラニン色素が沈着して、黒ずんでしまった歯肉を専用の薬剤を用いて綺麗なピンク色に回復する治療です。
近年歯に対する審美的意識の向上により、「白い綺麗な歯を入れたい」、「綺麗な歯並びにしたい」という希望を持たれる患者様が増えています。
そして「白い綺麗な歯」、「綺麗な歯並び」と同じぐらい重要な口元の審美的要素が歯肉です。
黒ずんだ歯肉は不潔で、不健康な印象を与えてしまうと言われており、自信を持って笑えないという人が少なくありません。
そんな患者様にはガムピーリングを行うことで、短期間で綺麗ピンク色の歯肉に回復することが可能です。
このような方にオススメ
- 喫煙によって歯肉が黒ずんでいる方
- 元々歯肉が黒い方
- セラミック治療をしたが口元の明るさが気になる方
- ホワイトニングをより効果的にみせたい方
ガムピーリング(薬剤法)の流れ
フェノール剤とエタノール剤という二種類の薬剤を歯肉に塗布します。
フェノールのタンパク変性作用により、上皮組織をメラニン色素とともに除去する方法です。
施術後3日目位から歯肉が白っぽくなり、その後薄皮の様にめくれて自然に剥がれていき、2週間ほどで綺麗なピンク色の歯肉になります。
- 術前検査
お口の中全体をチェック、レントゲン検査、歯周病検査等を行い安全にガムピーリングが行える状態か確認します。また術前の記録用写真の撮影を行います。 - 術部の消毒(歯肉表面を全体的に消毒します)
必要であればクリーニングを行い、歯肉周囲を清潔な状態にしておきます。 - 表面麻酔(薬剤の刺激を軽減させる為、歯肉に表面麻酔を塗ります)
- フェノール剤塗布(黒ずんでいる部分に薬剤を塗ります)
- エタノール剤塗布(白濁した部位を中和させる為、薬剤を拭き取っていきます)
- 水洗・乾燥(十分に水洗し、乾燥させます)
- 4〜6を繰り返す(3回ほど繰り返します)
術後の注意
・刺激の強い食べ物(香辛料など)や喫煙は控えて下さい
・数日間は火傷をした様なヒリヒリ感を感じる場合があります
・ガムピーリング後、3日間程歯肉が白っぽくなります。めくれてきた歯肉を無理に剥がしてしまうと綺麗な歯肉にならない事や痛みの原因になります。
・一度で綺麗になる方もいらっしゃいますが、色素沈着が強い方は何回か薬剤塗布を繰り返す必要があります。
・個人差もありますが、生活習慣(喫煙や色の濃い飲食物の影響)によっては後戻りがみられる事もあります。