インプラント治療 IMPLANT
恵比寿南DENTALでは世界基準の安心安全なインプラント治療を行っています。
近年インプラント治療の普及により、それに伴うトラブルも耳にする機会があり不安な患者様もいるかと思います。
インプラント治療成功のポイントは「口腔衛生環境」、「全身の身体の状態」、「骨の状態(骨の幅、深さ、密度)」、「インプラントの埋入位置」等様々あります。
恵比寿南DENTALでは患者様に安心してインプラント治療を受けて頂くために
① 歯周病等の状態のチェック、歯科用CTによる術前精密検査
② CTデータを用いた術前シュミレーションによるサージカルガイド作製
③ ガイデッドサージェリーによる安全な手術
治療をご希望の患者様には上記3つを必ず行い、トラブルのリスクを最小限に抑えたインプラント治療を提供させて頂きます。
恵比寿南DENTALにおけるインプラント治療の考え方
インプラント治療は歯を失ってしまった場合の治療方法として素晴らしい選択肢であることは間違いありません。
しかし当院はまずは可能な限りの歯の保存を優先して治療して参ります。
患者様の大切な自分の歯を残すことを最後まで考え挑戦し、もし条件的に厳しい場合のみ、抜歯から迅速にインプラント治療に移行することが最も重要だと考えます。
インプラント治療とは What’s implant
インプラント治療とは、抜歯により欠損してしまった部位に対し、人工の歯根(インプラント)を顎の骨に埋入し骨と結合させ、それを土台にしてセラミックなどの被せ物(上部構造)を取り付ける治療法です。
歯を失った場合の治療法として、両側の歯に侵襲を加えることなく単独での治療が可能なインプラント治療は、現在では一般的に普及している治療方法となりました。
両側の歯を削り連結するブリッジは、歯への侵襲が大きく、連結部にはフロスも使用できないため清掃性も劣ります。
また入れ歯は着脱のバネが目立ってしまいますし、快適に咬めるようになるのは困難です。
咬合力の回復力の目安として、自分の歯を100%とすると
① インプラントは90%以上
② ブリッジは約80%
③ 入れ歯は20%以下
と報告されており、抜歯する前の自分の歯と同様に咬むことができるようになります。また、歯を1本だけ失った場合や全て失ってしまった場合等、様々なケースに対応することが可能です。
インプラントのメリット/デメリット
インプラント治療は素晴らしい治療であることは間違いありませんが、メリットだけではなくデメリットも存在します。
またケースによってはブリッジや入れ歯の方が適切な場合もあります。
現在インプラント治療を検討されている方には、インプラントを受けることで得られるメリット、発生するデメリットの双方を理解して頂く必要があります。
メリット
- 自分の歯と遜色ない咬む力が得られる。
- 色や形ともに自然で美しい見た目に回復する。
- ブリッジと比較し、両隣の歯にダメージを与えことがなく単独での修復が可能なので清掃性にも優れる。
- 入れ歯と比較し、取り外しの必要がなくバネがないので審美性に優れしっかり咬める。
デメリット
- 外科手術(インプラント埋入オペ)が必要。
- 治療期間が長い
- お口や身体の状態、骨の状態によってインプラント治療が困難な場合がある。
- 一般的な入れ歯やブリッジに比べて治療費が割高。
インプラント治療を受けられない場合
インプラントは顎の骨に土台を埋め込む外科手術が必要となる治療法です。インプラント治療を希望される全ての方が受けられるわけではなく、糖尿病や高血圧などお口の中以外に持病がある人は治療を受けられない場合があります。
また、インプラントの土台に使用するチタンに対して金属アレルギー反応を示す人もいます。
インプラント治療を受ける際は、ご自身の病気の状態や体質も含めて歯科医師にご相談ください。
インプラント治療の流れ Flow
Step 1: 診断と治療計画、サージカルガイド作製
まずは虫歯や歯周病の状態等のお口の中の精密検査、通常のレントゲン撮影と歯科用CTを含めた画像検査を行います。
その後治療計画を立案します。(どこに何本のインプラントをどのように埋入するのか、それに伴う治療期間と費用等)
その後治療計画を説明させて頂き同意頂けるようであれば手術の準備に移ります。
撮影したCTデータを元に手術のシュミレーションを行い、サージカルガイドを作製します。神経や血管を避け顎の骨のどの部分に、どのような方向でどれくらいの深さでインプラント埋入するのが良いかを事前にシュミレーションすることで安全な手術が可能となります。
Step 2: インプラント一次手術
歯を失ってしまった欠損部分にインプラント体を埋入します。
事前に手術のシュミレーションにより作製したサージカルガイド用いるため侵襲を最小限に抑えた安全な手術が可能です。
手術時間は通常のインプラント埋入手術であれば30分~45分で終了し麻酔の量を通常の虫歯治療とほとんど同量になりますので、身体的負担はそこまで大きくありません。
その後約2~3カ月の間インプラント体が顎の骨にしっかりと固定されるまで経過を診ていきます。
Step 3: インプラント二次手術
顎の骨とインプラント本体が結合したことを確認し、インプラントと上部の被せ物の連結部分を装着する二次手術を行います。
一次手術と二次手術を両方行うことを「二回法」と呼びます。
骨の状態によっては一次手術と二次手術を同時に行う「一回法」を選択する場合もあります。
Step 4: 上部構造の装着
歯の型を取り、上部構造を作製します。
その上部構造をインプラント本体に装着し、インプラント治療が終了となります。
インプラントのQ&A
- Q. インプラントにはどんな素材を使用しますか?
- A. 身体になじみの良いチタンを使用します。
チタンは人工関節など歯科だけでなく幅広い医療分野で使用されている生体親和性の非常に高い材料であり、骨の結合を良くするために表面処理が行われています。
- Q. インプラントはどのくらい長持ちしますか?
- A. 定期的な管理と正しいケアを行えば、10年以上お使いいただくことができます。
インプラントは第二の永久歯とも呼ばれ、正しいメンテナンスを続けることで10年以上はお使い頂けます。
正しいメンテナンス方法を歯科医師や歯科衛生からアドバイスを受け実践して頂き、1~3ヶ月に一度は必ず定期検診にご来院ください。
- Q.喫煙者でもインプラント治療は可能ですか?
- A.治療は可能ですが注意点があります。
喫煙者の方でも治療は可能ですが、可能な限り禁煙をお勧めしています。
喫煙の影響によりインプラント本体を埋入しても、顎の骨と結合しにくくなる場合があります。
- Q.インプラント治療を行うのに年齢制限はありますか?
- A. 顎の成長が完了する18歳以上が適応で、上限は特にありません。
18歳以上であれば年齢制限は設けられていませんが、高齢の患者様の場合、全身のお体の病気を考慮する必要があり、かかりつけの内科医との相談を行う場合があります。
- Q. 手術後に注意することはありますか?
- A. 手術当日は歯科医師の指示に従って安静にし、飲食ふを含めた日常生活にも少し配慮していただく必要があります。
手術後の数時間は痛みが出ることがあり、また外科処置を行うため術後の腫れが出ることがありますが、当院ではガイデッドサージェリーシステムにより可能な限り術後の痛みと腫れを抑えた最小限の侵襲の手術を提供します。
手術当日はなるべく安静にし、傷口の刺激になりやすい固い食べ物等を避けるなどご配慮をお願いしております。
- Q.重度の歯周病なのですがインプラント治療は可能ですか?
- A. インプラント治療ができない場合があります。
術前の精密検査で歯周病の状態が良くない場合、インプラント治療をお断りする場合があります。
無理に手術を行っても埋入したインプラント本体が脆弱な顎の骨になかなか結合できず、抜けてしまう可能性が高いからです。
インプラント治療をご希望の場合、まずは徹底した歯周病治療を行い状態の改善が見られた場合のみインプラント治療に移行します。
万が一インプラント治療が困難な場合はブリッジや入れ歯等の他の選択肢を提案させていただく場合があります。