銀歯による治療の限界①
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こんにちわ。
恵比寿駅近くの歯医者の恵比寿南DENTALの院長井出です。

当院にもよく「銀歯が取れました。」と来院される患者様がいらっしゃいます。
そして多くの患者様の場合特に問題なく使えていたのにその中は虫歯になっています。

本日は銀歯のリスクについて詳しくお話ししていきます。銀歯が外れてしまう原因はいくつかあります。

まず一つ目は、着けている接着剤の劣化です。

金属と歯の間に接着剤が入り込み固まり離れなくなる状態になるき機械的な装着方法により銀歯は装着します。具体的には無機セメントでアイオノマー系やリン酸亜鉛系の材料を使いますが、固まっているという状態であるだけで歯と銀歯は一体化している訳ではありません。歯と詰め物の隙間にはミクロのレベルで若干の隙間があるためセメントが劣化して溶け出すことでそこから細菌が入ってしまい、再度虫歯が発生し二次治療になるリスクが高いのです。特に銀歯のセメントはお口の中の水分(唾液や食べ物や飲み物の水分)により溶けてしまいます。
溶けてしまった場合、銀歯は歯にどうにかハマっているだけの状態になってしまっていますのでいずれ外れてしまいます。
そしてセメントが溶けてしまった場合、本来セメントがあった場所は隙間としてそのまま残ります。その隙間は細菌にとってとても大きな侵入経路になりますので、銀歯の中が虫歯になる原因のひとつにもなります。

二つ目は金属という材質の影響です。

金属というのは絶対壊れない素材なので患者様の多くは安心されているかと思いますが、絶対壊れないということは良いことでもあるのですが、悪い部分でもあるのです。
銀歯は絶対壊れない素材なので本来加わってはいけない力が加わっても気付かないのです。
それにより周りの歯にはダメージが加わり歯と銀歯の間に隙間ができることで銀歯が外れてしまうことがよくあります。

恵比寿駅 徒歩3分の歯医者 恵比寿南DENTAL 虫歯
こちらは当院で虫歯の治療をされた患者様です。一見問題なさそうな銀歯が入っています。
恵比寿駅 徒歩3分の歯医者 恵比寿南DENTAL 虫歯
銀歯を外したところです。銀歯と歯をくっつけていたセメントは劣化しボロボロになっています。
恵比寿駅 徒歩3分の歯医者 恵比寿南DENTAL 虫歯
ボロボロになったセメントを外すと中は真っ黒な虫歯ができてしまっています。

次回はさらに金属の材質による影響についてより詳しく書いていきます。

恵比寿南DENTALでは外れてしまった銀歯や虫歯が怪しい銀歯は精密検査を行い適切な材料を用いた治療を行っております。
もしも銀歯がお口の中に入っているようでしたら、このタイミングで精密検査を受診して頂き、材質の変更を検討してみるのはいかがでしょう。
無料相談も行っておりますので、恵比寿南DENTALまでお気軽にご相談お待ちしております。

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